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2019.8.31  雑記

兵庫県豊岡市に引っ越すことが決まった。
これは、酔った勢いで書いている。
事後報告なんて無意味だ、これからを伝えるなんて女々しい、と思って、唯、唯、やっていく、生活していけたらと思って来た。
思えば一週間前、朝思い立ち、飛び出した玄関から僕の運命は走り出した。
どん底からどん底に向かう光。それでも生活はあるもので。
豊岡に越したら大道芸で地域の学校を回って少しでも踊りの資金源に出来たらと考えたのだ。
見切り発車で電車に飛び乗る。
キャリーやクラブ、マント、鞄をあげたメンバーに電車の中からメール・電話。
キャリーは壊れていて、マントはもう無かった。
僕は朝の10時、初めて大道芸と出逢った池袋にいた。
しばらく立っていた。
また、始める。
東急ハンズに行き、仮面を買った。真っ白だ。
板橋に移動し、ジャグリングショップでハットを買った。
けーぼー(k-bow)から連絡が来る。まだ鞄を持っていてくれていた。
たっくんから連絡があり、クラブ今日渡せるとの事。マサトモジャはディアボロとアピケンとバルーン、諸々を渡せると連絡くれた。
高円寺でジャグラーたっくん(鈴木拓矢)からクラブを受け取りしばらく道端に座り話す。最近は劇場やイベントの傍、オモチャ楽器をつくっていると言っていた。それぞれが、それぞれの道を歩んでいる。たっくんは「いつかは戻ってくると思っていたけど大分遅かったね」と笑っていた。吉祥寺に向かう。いっぺー(EPPAI)にも連絡。久しぶりにマサトモジャ、いっぺーと三人で会う。いせやで3時間くらい?呑んで沢山喋って、そのままハモニカ横丁に芸しに行った。サラリーマンや学生相手の即興、即席ショーだ。いっぺーを今年フジロックで見た!と言うお客さんがいた。そこで三年ぶりに大道芸をする。と言ってもクラブぶん回してハット落としまくっただけだけど。マサトは素晴らしかった。芸人。僕はひたすらブランクをキラースマイルでカバー。始めた時、こうだったよな。見る人もいて、蔑む人もいる。喜ぶ人もいて、煙たがる人もいる。それが路上。俺らはバッチリ帰りのタクシー代を稼いだ。
いっぺーんちに転がり込んで呑み再開。深夜に三人でジャグラーRYUちゃんにテレビ電話でひたすら絡む。テレビ電話コメディーショー。
いっぺーが「明日つくば大道芸フェスティバルだよ。来なよ。」と。「いいっすねー」とマサトも笑ってる。
答えは出さずにそのまま寝た。
朝、いっぺーは早くから起きてフェスティバルの支度をしている。
眩しい光景だ。
僕は寝ぼけたまま。
出発の時間。
僕は、ナランハで買った赤い丸いバルーンをポッケに詰め込んだ。
まだやるか不明。
三人で電車にのりフェスティバルに向かう。
久しぶりの大道芸フェスティバル。
ついたらもう芸人さんが準備していた。お客さんも沢山集まりだしている。
自分に眩しすぎた。明るすぎた。
一回目のペモジャショーを見る。
フェスティバルの雰囲気になんかくらってしまって場所を離れ、ひたすら歩いた。
そのまま帰ろうかとも考えた。
でも
唯、帰っても、何があるだろう
僕はいっぺーに連絡して最後のステージに参加する事を伝えた。
マサトも喜んでくれた。
もちろんやろーよみたいな。
二人は風だ。
背中に羽が生えてくる。
本番前までサイゼリヤで時間を潰す。
普段からワンピなので衣装は大丈夫。マサトからメイク道具借りよう。
仮面はどうしても、つくばに持ってこれなかった。(いっぺーんちに置いてきた。)
素顔でパントマイムしよう。
夕方、本番開始5分前、路上に豪雨が降る。
開始時間にケロッと晴れた。
洗い流された路上。
三人で路上に立つ。

ショーを終えてすぐに帰った。
東京。
久しぶりの芸の場で痺れた体。
あの場でないと、生まれない体がある。僕でない体。
路上の体は路上で拾われる。
黄色い塊。
唯、楽しませたかった。
そんな日々があった。
東京、みまの実家に泊めてもらい、寝た。
翌日、上野に雪竹さんを見に行く。何年ぶりか、二人は会った。
三カ月前、雪竹さんからメールが届いていた。七年前、plan-Bでの公演をやる際に紹介文を書いてくれと頼んでいた。その返事だった。
載せとく。

ーーーー
2012年11月3日のちねんだいちへ
ちょうど半年前に始まった君と僕とのつきあいは、ここまでが前哨戦。これからが本番。
僕らの共通点より、正反対の点、これが新たなスタートライン。
先ず、君は、いま君の思う道を、心ゆくまで進んでください。
僕が何と言おうと、誰が何と言おうと、そこを通らなければ、君はもう先へは進めない;
そこを通らなければ、納得が得られない;そういうことがある。
そういうことが、僕には過去に、三度あった。三度、やった!
大道芸は人との/社会との/宇宙とのつきあいの技術/芸術です。
本当のことは、誰も教えてくれない、誰も知らない。
経験と反省の繰り返し以外に、学ぶすべはない。
僕は、そうしてきた。
いっぱい、考え違いや恥ずかしいことをしてきた。
失敗や罪と思えることもしてきた。
僕たちはこの世で並外れて気高く/卑しい仕事を/生き方をしているのだ。
僕は、今、ちねんだいちが少し心配。すごく心配。
2012年11月3日のゆきたけたろうより
ーーーー

上野、雪竹太郎はやっぱり立ち続けていた。
あまりの美しさに絶句した。
お金を乞うている。
なんて、美しいのだろう。
僕はその時の気持ちを、書けない。
いっぺーから連絡が入る。
つくばで知念大地がまたやると噂が流れ、見に来ている人が何名かいるとの事。来い来い、と。
僕は、それは主催者にも橋本プロデューサーにも悪い、ちょっとそれは図々し過ぎるといったら、「昨日三人で芸した事橋本さんに話したらめちゃくちゃ喜んでいたよ」との事。マジか。涙。
ハッシーに電話。ラストの回出ていいかと言ったら「やれやれー」と。
その時、4時半
本番は6時スタート。僕はまだ上野。
北千住まで電車に乗り、つくばエキスプレスに飛び乗った。
本番10分前、つくばに着く。駅前で剃刀を買い、剃りながら会場へ、ダッシュ。
2日目。三人でショーをする。
路上。
路上。
笑い、感動するという神秘。
帽子にお金を集めると言う、類を見ない生き方。
ダメなやつらが輝く場所。
唯一、存在を許される、包帯のような、トランポリン。
観客は、天使か、神か。
僕は芸をした。
それこそ、沢山の風に巻かれながら。
風船を引きずる時、大道芸をやめて彷徨った三年間が押し寄せてきた。
風船が飛翔する。
僕の力でなく
風によって。
様々な風によって。
これは演技じゃないんだ
リアルで
生き様なんだ
臭くもなんともない
それは、現実なんだ
フェスティバルのプロデューサーやスタッフ、実行委員長も見に来てくれていた。
そして、懐かしいお客さん。
泣いたか、泣いていい。これは、本当の時間なんだ。
芸人まことさんとも久々にあった。一瞬で溶け合った。わかるんだ。それは。
加納さんやブンブンさんとも再会。チクリーノフレディーにも会った。綱渡りのイハラさんも超久々に再会。
隆平さん加わり、ワイワイ打ち上げ。
帰り道、加納さんとオックくん、モジャ、いっぺー、女マジシャン(名前忘れた)と電車。
一人ずつ居なくなって、またいつもの三人。
相変わらず三人は電車でアイルランドから旅行に来ていた外人男二人に絡まれて、そのメンバーでウェルカムジャパン!って中野駅に降り立ち、飲み代をみんなで稼ぐ。偶然にもバッタリ大道芸人ゆうじくんとも再会。四人でショーをした。お客さんにはアニメーションダンサー「無名の心」のきっきぃさんがいるという奇跡。お互い名前は知っていたけど会うのは初めてだった。その後、観客で見ていたミュージシャンも加わり、メンバーは増えるばかり。殆ど初対面。
始発まで駅前でパーティーだ。
その後も色々あるけど、省く。
僕は今日、寄居の野外映画上映会で芸をした。
沢山の人の前で。
今日だって、完全即興。
最近出来上がった絵を平和祭に出展する事になり(前回出展したコラージュ作品が話題を呼んでまた声がかかった)カフェ鐘撞堂に届ける。
店長トニックボーイから、今日映画祭があるとの情報をゲット。
直ぐに繋いでもらい、前座をやる事に。
大盛り上がり。
会長さんは一万円札入れてくれた。他にも。投げ銭が次々入る。ありがとう。
生きる。生きていける。
初めての場所。
人が、芸によって結ばれ、繋がっていく。
みんな、笑顔だ。
僕は、芸人なのだ。
汗ビッショリでキャリーを引く。
ビールを買った。
一枚、ネットで拾った写真を載せる。
今、僕は、何にも言えない。
だから勢いで書いた。
つまり、ありがとうって、ここ何日間に対して。
いっぺーとまさとはつくばでの出演料を三等分してくれた。
そんな奴らなんだ。
なんて言うか、本当に優しいやつらなんだ。
つくば大道芸、好きだよ。
あのスタッフの一体感が、優しさが、僕には心地いいな。
スタッフの小川さんが泣いていたね。男だからね。
ああいうのが、なんて言うか
生きている証なんだな
そうだ
俺は生きているし
生きていくんだ
色々抱えて
ごった、雑多、抱えて
それでも夢を見る
リアルに夢を見る
そしてそれが夢だと知っていても
ロックする為に夢を見る
一瞬の為に
全ての苦労があっていい
いっぱい来い
全部、その一瞬に、ぶっ壊してやる。
今年の12月に引っ越すから行く前に上野あたりでヘブンやるよ。
調べたら更新前に不忍池で踊ってたらしく、まだ登録されてた。
今、僕は、みんなを楽しませる芸をしたい。
ベタな芸を。
もちろん、豊岡では踊りで勝負するつもり。いつか、踊りで世界に出てみたい。
でも
大道芸も、やるよ。
うたも。
もうなんでもやろうと思っている。
誰が俺の人生を縛れるか。
俺は、楽しみたいのだ。
そうだ、そうやって
虫だって
飛んでいる。
傷を
風が縫う。優しさが沁みる。
いい日。

2019.9.2 雑記

歯医者の待ち時間。
また一気に書く。

昨日はk-bowに久しぶりに電話した。1時間くらい喋った。
k-bowは兄ちゃんみたいなものだ。

出逢った時から全く変わらない。

k-bowは大道芸辞めるとき鞄渡しに行ったら、帰り際に「もし、金無くなったら金は貸してやる」と言った。

「お前はドキドキする芸人だったからお前が大道芸辞めるって聞いた時、アホだなこいつ、と思った。おかえりバカ。」と言っていた。

「鞄にマジック道具とディアボロとバルーン、とにかく使えるものぶっ込んで送ってやるよ」

「俺たちは頭下げてでも、後ろ指指されてでも芸やって帽子でメイクマネーすんだよ。」

なんだか泣けてきた。

「お前は子ども、食わして行かなきゃなんだ。もー隆平にも橋本さんにもスグ電話しろ!そして秋のフェス出してもらえ。大丈夫だよ。ちゃんと頭下げて、俺、調子乗ってました、スンマセンってやればいんだから。また糸やって泣かせてくれよ。みんな騙くらかしてさ、ハッピーにさせてくれよ。」

k-bowは今一年の3分の2を船の上で芸しているらしい。

2009年、路上で噴火していた自分を初めて大道芸フェスティバルに誘ったのはk-bowの所属するファニーボーンズだった。

その後、彼らの紹介で、各地の大道芸フェスティバル、海外を回ることになる。

ハットジャグリングはk-bowから習ったものだ。

「路上でやるのもいいんだよ。でも、昔より厳しくなって出来なくなってるだろ、路上。だからちゃんと芸できる場作ってくれてるみんないるんだから、頼んでさ、いい芸して、そこで、本当に自由に遊ぶんだ。」

電話を切る。

しばらく外をブラブラした。夜。

フェスティバル隆平さんに電話。繋がらずメールを送った。
橋本さんにも連絡した。

「学生枠でも出演させて貰えませんか」
「ノーギャラで端っこでも構いません。芸をやらせて貰えませんか。」

朝、返信は無い。
僕はジャグリングを今、シコタマ練習している。ジャグリング、好きだ。物遊び。そしていつもの様に、ホームセンターと100均を回って昨晩思い付いた芸に使えそうな物品を探す。
大道芸から離れた時も、これは病気の様に、街や物を見ると、「こうやったら遊べてみんな笑うな。」と言うアイデアが湧き出てくるのだった。
あの電柱は登りやすそうだな、とか、この場所に青い鞄置けば絵になるなとか、街中に雨が降れば勝手に観客と踊り手を夢想するのだった。

今、僕の家はオモチャで溢れかえっている。斬新な、くだらないアイデア達が満を持して形になりはじめている。

退屈だなってかつての自分が、車窓の外に一人の棒人間を捏造していた様に。電柱にぶつかり、倒れ、また電車に乗る僕を追う黒い幻。電線をひた走る光る退屈。

電話が来る。
BLOW OUTと言うバンドでドラムをやっている川合さんからだった。
「レコ発で踊ってほしい。」
もちろんだ。
真剣を抜く時、命がかけられる。
妙に、冷静になる。
踊りについて問われると、真から叩き割られる気がする。

踊りとお金は関係が無い。
踊りと自分は関係が無い。
踊りと生活は関係が無い。
唯、踊る時、僕の全てを捧げる事を要求される。

大道芸はお金と直結している。
生活と、自分の弱さや醜さと
それでも「生きていこう」とする胸。足。
内に入る事や外に向かうこと
観客と人間、自分、社会、
入り乱れて
分けられない。
路上に立たないと生まれない光速の体がある。
嘲笑われる部分を孕んだ痛み続ける体。そして汗が、流れる。

僕は今、踊りを抱いて痛む為に立ち上がる。

またあの路上で、あの混沌で、あの嵐の中に。

橋本さんから連絡が入る。

「3日前に電話したが出なかった。今年は三茶に出て貰う。ギャラは、払う。」

眼に涙が浮かぶ。

 

photo:kura(2019.9.15 in kameido)

 

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プロフィール:知念大地

2004年から2016年まで大道芸人Daichiとして国内外で活動

その後、自らの芸の核心、踊りに移行

 

 

 

ネットショップ

https://iiilshop.base.shop/

※ネットショップはスタッフにより運営されております。

 

YOUTUBE channel

https://m.youtube.com/channel/UCd-kHjZfQIdD1aKLCuEVOJA

 

 

TOPpage photo:石川竜一

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